日本の製薬大手「エーザイ」とアメリカの「バイオジェン」が、共同でアルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ」を開発し、その使用を厚生労働省が承認しました。
「アルツハイマー病の原因物質に直接働きかけ取り除くための薬」として日本で了承されるのはこの薬が初となります。
レカネマプは、アルツハイマー病患者の脳に溜まる「アミロイドβ」というたんぱく質を取り除くことができ、認知症の症状を抑える効果があるようです。
アルツハイマー病で痴呆が進行するのは、脳に溜まったアミロイドβが神経細胞を破壊するためと考えられています。
つまりアミロイドβが脳内に溜まらなければ極論、痴呆を起こすことができるという訳です。
実験結果をみてもその成果は出ており、レカネマブを2週間に1度点滴で投与されたグループは脳にたまった「アミロイドβ」の量が大幅に減少し、認知機能の低下がかなり抑えられたというデータが出ています。
政府が承認したことにより今後は日本国内でこの薬の製造と販売ができるようになるので、アルツハイマー病患者の数も減るかもしれません♪
それでも現段階では進行を抑えるだけなので、根本的対策にはなっていません。
認知症は遺伝レベルと言われてはいますが「肥満が大敵」とも言われているので、親族に痴呆症の人がいる場合、少しでもリスクを減らすために肥満にも気を付けたいところです。
肥満はアルツハイマー型認知症になりやすいだけでなく、内臓脂肪の蓄積によって高血圧や糖尿病、耐糖能異常を引き起こします。
ボケると何がイヤって家族や周りにも迷惑をかけてしまうところですよね(ノД`)・゜・。
普段の食事などにも気を付けましょう!
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